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  ホーム 学校授業のスパイス 「アイテム」企画特集 連動企画 日本教育新聞 11/16付 連動企画vol.1-1  

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「アイテム」企画特集 連動企画

連動記事vol1.長野市立若槻小学校 画像1

長野市立若槻小学校は長野市の北部に位置し、約600名の児童が通います。

連動記事vol1.長野市立若槻小学校 画像2

若槻小学校では、知・徳・体(知・情・情・意・体)で陶冶を目指す全人教育を学校目標としています。


連動記事vol1.長野市立若槻小学校 画像3

自然環境も充分。近くには清泉女学院大学も。


連動記事vol1.長野市立若槻小学校 画像4

アプローチに植栽された色とりどりの花々が、私たちを陽気に出迎えてくれました。











































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 11月16日号 日本教育新聞・企画特集、授業取材にご協力いただきました長野市立若槻小学校。学校長、清沢喜代登先生が考える「子どもたちの学び舎である『学校』にとって大切なものとは何か」についてお話を頂戴しました。記事の中ではご紹介できなかった部分をお届けいたします。


*当日の授業取材については、日本教育新聞企画特集(2009年11月16日付)をご参考ください。


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子どもと先生が、ともに育つ学校づくり

 私が本校の先生方に大事にしてもらいたいな、と思っていることは2つあります。
1つ目は、「子どもたちにとっていいと思うことはすぐにやろう」ということです。2つ目は「職員が育つ学校にしよう」ということです。子どもにとっていいことをやろう!というは、先生であれば共通して持っていると思います。それと同じくらい、職員が育たないといけないと私は思います。そうでないと子どもが育たないですよね。本校には若い先生も多くいます。ただベテランの先生が育てるのではなくて、校長としてそのような環境を作っていかなくては、と思っています。


 

連学年で考える

 4年前になりますが、学力不足を補う方法として「連学年研究委員会」を校内で発足し取り組みました。「連学年研究委員会」とは、現学年ではなく連学年でグループを作り、まず「算数」の学力をつけることに着手しました。例えば3年から4年に上がる時、3年時でどういう力がついているのか、またこういう点が課題として残っているからこういう手立てをしていこう、ということを次に4年を担当する先生にも聞いてもらう、というような事ですね。昨年度でこの取り組みは一度終わりましたが、連学年で単元の関係や繋がりを意識した教材研究や素材研究を、先生方がするようになったなと感じています。ただ、ある程度いい教材や問題集があっても、学校で統一・管理してしまうと先生方が窮屈に感じる部分がありますよね。(宮澤先生のように)力のある先生のやり方の全てを上から押し付けようとすると、先生が消化不良を起こします。その消化不良の皺寄せは子どもたちにおよび、子どもたちは勉強が分からなくなる。先生を育てるために今本校が行っているのは、例えば宮澤先生がもっているものを(研究授業などで)他の先生にどんどん提供することを薦めています。でも先生方には、これが全てではないよと伝えます。「アイテム」算数についても同じだと思っています。先生方が(自発的に)少しでも「これを使ってみよう」と思ってくれたらいいなと思います。


 

教師が育つ学校にする

 ある程度どの先生も教育のプロです。先生方個人の持っているいいものを、みなさんに提供していこうというスタイルというのを私は大事にしています。校長として一番大切にしたいのは、児童の実態、全学年を見合うということです。全学年を見合うために、先生方には、算数の授業をひとり一時間は公開(授業)をお願いする、ということに取り組んできました。それによって、長野市でもNRT(教研式全国標準学力検査)、そして全国学力調査テストを行っていますが、(その結果が)飛躍的に良くなってきています。そのリーダーは、本校では宮澤先生だと思っています。授業のやり方、指導の進め方のいい悪い、合う、合わないは先生によってあると思います。もしその先生が本校だけで(教職を)終えるのだったら構いません。ただ先生には転勤があります。本校から次の学校に移った時に、「(この先生は)若槻小学校で何をやってきたんだ!」と他の先生方に言われたら校長として心外ですし、何よりショックな事です。「新しい先生が若槻小学校から来てくれてよかった!儲かった!」と言われるような先生になってほしいですよね。これは算数に限りません。先生には、色々な財産、引き出しを持って本校から出て次の学校へ出て行って貰いたい・・・。それが私の校長としての立場です。

 もしこの「アイテム」算数を本校で全ての先生に取り組ませた時、「私にはちょっと出来ないわ。でも学校からやりなさいと言われているし・・・」という先生がいたとします。先生はまじめだから多分取り組むでしょう。でも子どもたちは分からなくなると思います。なぜなら、先生自身が分かっていないものを子ども与えたとしても、いい結果にはつながりません。一番困るのは教師主導型の指導になることですね。子どもの学び合いはさておいて、ただ子どもたちに教えていればいい、と。そういうことはなくしていこうと思っています。

 平成23年度には、新しい学習指導要領が導入されます。ある面ではこの「学習指導要領」というものが、われわれ(教師)にとっては大事にしなくてはいけないものです。「アイテム」算数もそうですが、いろいろなものを先生たちに紹介することによって、先生たちの財産を増やして欲しいと思います。そういった意味では「アイテム」の存在は本当にありがたいと思っていますね。

 本当に成果は上がってきているなと思います。先生たちの授業、指導が子ども中心に移ってきているなと感じて嬉しいですね。「アイテム」を使ったから上がったのかもしれないけど、これは本当に算数だけじゃなくて、いろんな先生たちが情報を得て、こういうものがあるよ、と伝え合うようになっている。嬉しいのは「この授業を見させてください」という声が先生たちから多くあがってきたことですね。


  →長野市立若槻小学校 宮澤幸一教諭 インタビューへ

 

*取材にご協力をいただきました長野市立若槻小学校様には、心より感謝御礼を申し上げます。

*本記事は、学校様のご了解をいただいた上で掲載いたしております。外部転載等につきましては固くお断り申し上げます。