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  ホーム Sプリ 活用事例 子どもたちの学ぶ意欲を育てる (福島県相馬市立中村第一小学校 土曜「学びっ子クラブ」)

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活用事例





福島県相馬市立中村第一小学校:スクールデータ


子どもたちの学ぶ意欲を育てる土曜「学びっ子クラブ」 (福島県相馬市立中村第一小学校):今回は130年有余の歴史を誇る伝統校、福島県相馬市立中村第一小学校の土曜「学びっこクラブ」をご紹介いたします。本校では「基礎的・基本的な知識や技能を活用し、より確かな力を身につけた子ども」を目指す児童像とし、学力向上に向けた様々な取り組みを行っています。「学びっ子クラブ」はその一環として今年度4月よりスタート。「Sプリ」活用する事で、基礎・基本の定着に留まらず、「もっとやりたい!もっとできる!」という子どもたちの学習意欲に応えられる補習を実現しています。直接指導にあたられている同校校長・吉田雄二先生にお話を伺うとともに、その様子を取材しました。取材:NPO 次世代教育推進機構
 

 『おお、すごいじゃない!順調、順調。今度は、発展問題をやってみようか。』補習会場である職員会議室の中に校長先生の大きな声が響きます。福島県相馬市立中村第一小学校では、この春から個別プリント学習システム「Sプリ」を導入し、月2回の土曜日に補習教室「学びっ子クラブ」を開いています。対象を同校の6年生とし、吉田雄二校長が指導にあたります。補習教室への参加条件は、自主学習がしっかりできること。6年生の約5割にあたる31名の児童を前半後半の2班に分けて学習サポートします。一人の児童が解いたプリントを採点ボランティアさんに差し出します。『お願いします!』 採点された答案用紙を今度は、校長先生に。「Sプリ」のシステムに得点を入力しながら子どもへ細やかなアドバイスを欠かせません。『惜しいなぁ!君の課題は約分だな。』 「学びっ子クラブ」では、3割の子どもがアドバンス(発展問題)に取り組みます。『本来は、参加者の半分は、アドバンスができるはずなんですが』と校長は言います。こうした場で、子どもたち自らハイレベルの問題に挑んでいくような挑戦心を開花させたいという校長の思いがあります。

 

 普請され、立派になった校舎からは、東日本大震災の爪痕は窺えません。しかしながら、子どもたちの中には、精神的な外傷が深く残っているようです。「Sプリ」の導入動機には、学力向上を推進することで、未来に目を向けさせたいという思いもあるようです。「学びっ子クラブ」の指導を校長一人でまわすのには理由があります。『震災後、「心のケア」や「放射線教育」も先生方は余儀なくされ、その負担は多大なものがあります。』 同校では、土曜日開催の「学びっ子クラブ」以外にも、月曜日の一コマの習熟度別授業、また、データベースとして算数授業の中で確認プリント等として「Sプリ」を活用いただいています。中でも、この「学びっ子クラブ」には、校長の深い思い入れがあります。『学習意欲のある子どもたちの力をどんどん伸ばしてあげたい。』 机間を回りながらも、校長の声掛けが続きます。『あと少し、がんばれ!』 一人の子どもが30分間アドバンスのプリントと格闘し、校長にプリントをおずおずと差し出しました。『できたじゃない!これが解けたのは凄いよ!』
 子どもの真剣な表情から、思わず白い歯がこぼれました。